お役立ちコラム
お掃除機能付きエアコンの特性とは？クリーニングの必要性もチェック
最近では自動で部屋の中を掃除してくれる「お掃除ロボット」を利用する家庭が増えていますが、エアコンにも「お掃除機能付きエアコン」が登場して需要が高まっています。
このコラムでは、お掃除機能付きのエアコンの特性を解説します。
その名前から、一般的なエアコンに必要な定期的な清掃が必要ないと思う方も少なくないようですが、その点についても詳しく紹介しているので、エアコンの買い替えを考えている方はぜひ参考にしてください。
目次
お掃除機能付きエアコンの3つの特性
お掃除機能付きエアコンの主な特性を3つ紹介します。
お掃除機能付きエアコンには、その名の通りにクリーニング機能が装備されていますが、特性を知れば、一般的なエアコンとの見分けがつきやすくなります。
1.値段が高額である
お掃除機能付きエアコンは、値段が高めに設定されています。
一般のエアコンにはない特別な装備が搭載されているため、どうしても価格帯が高くなるのは仕方ないことです。
最近では、6畳用など小さな部屋用であれば20,000～30,000円台で購入できるエアコンもよく見かけます。
しかし、2022年3月時点では、その値段で購入できるお掃除機能付きエアコンを探すことはできません。
2.一般的なエアコンより厚みがある
一般的なエアコンと比べて、お掃除機能付きのエアコンは厚みがあるのが特徴です。
厚みが抑えられている商品もありますが、クリーニング機能が装備されている分どうしても厚くなる傾向があります。
3.リモコンに「おそうじ」ボタンがある
商品によってはないものもありますが、お掃除機能付きエアコンにはリモコンに「おそうじ」ボタンがあります。
「フィルターおそうじ」「フィルター清掃」「手動おそうじ」「手動清掃」など、表示の仕方はメーカーによって異なります。
お掃除機能付きエアコンにクリーニングは必要？
名称が「お掃除機能付きエアコン」なのだから、当然クリーニングの必要がないと思って購入に踏み切る方も少なくないようですが、それは大きな勘違いです。
商品のグレードによっても、機械が自動でしてくれるお掃除の方法にも違いはありますが、全てのお掃除機能付きエアコンに、クリーニングが必要となります。
下位グレードの商品では、エアコンのフィルターのみを自動清掃し、中位グレードではフィルター清掃に加えて抗菌の熱交換が導入されています。
上位グレード品には、フィルターと熱交換器を自動で清掃する機能が備わっています。
つまり、どんなに高額でハイグレードな商品を購入しても、エアコンが自動で清掃を行う部分はフィルターと熱交換器だけであり、本体の内部全体をクリーニングする機能が装備されたものはないということです。
将来的には、エアコン全体を自動でクリーニングする商品が発売されるかもしれませんが、今のところはその予定もありません。
お掃除機能付きエアコンのお手入れ方法
お掃除機能付きエアコンとは、フィルターを自動で洗浄する機能が備わっているエアコンです。
そのため、エアコンフィルターの定期的なお手入れの頻度は少なくなるわけですが、フィルターから除去されたホコリは、内部に装備されているダストボックスに溜まっていきます。
ダストボックスに溜まった汚れを放置しておくと、それがアレルギーやハウスダストの原因になり、カビなどの臭いが発生することもあります。
部屋の中を快適な環境に保つためには、定期的にダストボックスのお手入れを行いましょう。
使用頻度や環境によってお手入れの頻度は異なりますが、基本的にはエアコンに付いている掃除ランプが点滅したらお手入れを行います。
脚立や椅子などを使ってエアコンの表面カバーを外すと、手前にダストボックスが付いているのでそれを取り外します。
あとは、そこに溜まっているホコリを捨てて、歯ブラシなどを使用してボックスの内部をキレイにしてください。
汚れが酷い場合は、水洗いしてよく乾かしてからダストボックスを元に戻します。
お掃除機能付きエアコンのクリーニングはプロに任せよう
ダストボックスは自分自身でキレイにできますが、お掃除機能付きエアコンのフルクリーニングは専門業者に任せましょう。
一般的なエアコンだとプロに頼まないで自身でクリーニングする方も少なくないようですが、精密機械を詳しい知識のない素人が完璧にキレイにすることは難しく、火災の原因にもなりかねません。
実際に、専門業者に高額なクリーニング代を支払いたくなくて自分で市販の洗剤などを購入して掃除したせいで、火災を引き起こしている方は毎年複数確認されています。
たとえ火災が起きなくても、お掃除機能付きエアコンをセルフでクリーニングすると、かなりの高い確率で故障の原因になってしまいます。
また、清掃にかなりの時間がかかるだけでなく、セルフクリーニングしてしまうと故障しても保証の適用外になってしまいます。
素人が造りの複雑なお掃除機能付きエアコンのクリーニングを行うと、作業中に大事な部品を紛失してしまうこともよくあるようです。
エアコン掃除はトラブル防止のためにも、プロに依頼しましょう。
